ハウスクリーニング業は固定費の出費が少ないので独立開業しやすい？

独立開業するにあたって、収支を想定しておくことは大事ですね。
特にしっかり調べておきたいのは、固定費が毎月単位・毎年単位でどのくらいの金額がかかるのか。想定しやすい大きな出費くらいは把握して計算しておきましょう。

ハウスクリーニング独立開業の主な固定費と、それを減らす方法、また節約する場合の違いについてお話していきましょう。

固定費って例えば何？

固定費というのは、売上や仕事量の大小（有る無し）に関わらず一定の金額を継続的に支払うことになる費用です。

例えば
・事業所の家賃や光熱費
・保険料や通信費
・一般的には人件費も
などが固定費に分類されます。

お仕事が全く無い日でもキッチリ出費になる金額ですから、把握しておきたいし、できれば固定費を少なくしたいですね。

ハウスクリーニング独立開業の主な固定費

ハウスクリーニング業は、固定費が少ないので独立開業しやすい。これは本当でしょうか。
ハウスクリーニングで独立開業する場合の主な固定費を挙げながら見てみましょう。

【事務所の家賃や光熱費】
事務所や店舗をかまえなくても開業できるため、固定費は比較的少なく営業していけます。

【保険料や通信費】
事業に使う電話やインターネットは必要ですし、保険も備えておきたいものです。
ゼロにするのは現実的ではないので、保険会社や通信会社を選んでなるべく少なくする工夫は出来ます。

【人件費】
独立開業であれば、少なくとも軌道に乗るまでは、アルバイトや社員を雇うことは無いと思いますのでゼロです。

【他の大きな固定費】
フランチャイズ参加だと、毎月加盟金などの名目で費用がかかる場合があります。
ですがそういう加盟費用を課していないハウスクリーニング会社もありますので、独立開業支援に参加する際はいろいろ探して比較しましょう。
ここの選択が、独立開業の成功/失敗に大きく影響しているように思います。

ハウスクリーニング独立開業で固定費を少なく節約するポイント

前項での説明のように、工夫して選択すれば固定費を少なく節約することがハウスクリーニング独立開業では可能です。

ポイントは
・事務所が不要という点
・一人で独立開業
・独立開業支援はいろいろ比較する
です。

独立開業しても「収入は手探りだけど多額の出費だけ毎月決まっているような状態」だと不安ですから、工夫して固定費を少なくできるハウスクリーニング業はチャレンジしやすいですね。

固定費を少なく節約した場合の注意点

固定費を少なく節約した場合に、注意点があります。

【事務所や店舗を持たない場合】
事務所や店舗用の家賃や光熱費の固定費をかけずに開業できますが、自宅が事業の拠点になります。

一つ理解しておきたいのは、お客様に対して「ハウスクリーニング店としての住所や電話番号」をお伝えしないという状況はありえませんよね。
その時、自宅の住所と電話番号をお伝えすることになります。
電話番号なら追加の固定費をかけずに事業用を別で用意する方法もありますが、住所はそうもいきません。
一般のお客様から注文を受ける「在宅訪問型ハウスクリーニング」を営む場合は、お客様も含むたくさんの方に自宅の情報をお知らせするわけです。

他に、宣伝や集客のためにインターネットに店舗情報を載せたいときにも、自宅の情報をインターネットに載せることになります。
自宅の情報を公開したくない場合は、事務所や店舗を構えたりすることになり、固定費としての支出が発生します。
節約の手段としてバーチャルオフィスレンタル等を選ぶとしても、固定費が増えることに変わりありません。

もしBtoB事業のみなら、例えば「空き部屋ハウスクリーニングを知り合いの業者から請け負い受注するフリーランス清掃業」だけで営業していくなら、自宅兼事務所の住所を取引先にのみ伝えるという感じで、事務所を持たなくても不便はないです。
しかし、手広く公に宣伝したり、事業規模が大きくなると、手続き上や規則で拠点住所を公開する機会は増えます。

【一人で独立開業】
人件費の固定費がかからなくなりますが、一人でお仕事を全てこなすことになります。
順調にお仕事が増えてきたら、お仕事量を制限するか、人を雇用したり業務委託したりして事業拡大をするか、という事を考えたりします。普段からイメージして情報収集や同業者とのお付き合いをしておくと良いですね。

【他の大きな固定費】
フランチャイズでは大きな月額費用がかかる会社がありますが、ゼロプロの独立開業支援では月額費用がかかりません。
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