ハウスクリーニング独立開業に必要な準備と開業方法

個人事業主として堅実にハウスクリーニング業の独立開業をするなら、開業前にしっかりとした事前準備をして成功する確率を上げておくと心強いですね。

開業するために必要な準備を５つのステップに分けて詳しく見てみましょう。

ハウスクリーニングの知識と技術を習得する

【ハウスクリーニング独立開業の準備：ステップ１】

一人で独立開業してハウスクリーニング業を営む場合は、当然あなたがハウスクリーニングの知識と技術を習得している必要があります。

ハウスクリーニング会社で働いて経験を積んでいて、一人でも全てこなせる自信があればそれを活かしても良いでしょう。

もし現時点で未経験や自信がないなら、フランチャイズや開業支援の会社に参加して、そのプログラムの中で学びながら独立開業を目指すのも良いですね。

一方で、アフターサポートの無い短期講習や独学はおすすめできません。
数日限りの講習や独学のみだとお掃除技能は断片的な知識のみにかたよってしまい、実際の現場ではわからないことばかりという状況になる恐れがあります。

詳しくは»「ハウスクリーニングを学ぶには？普通で近道で最も正しい方法」

開業する業態や理念等のコンセプトを決める

【ハウスクリーニング独立開業の準備：ステップ２】

あなたは独立して、どんなハウスクリーニング店を開業したいでしょうか。
あなたが始めるハウスクリーニング店の業態や理念等のコンセプトを決めましょう。

特に得意なお掃除メニューから発想しても良いし、お客様のニーズであえて少数派な事柄に着目するとかでも良いですね。
宣伝方法を工夫する等もあると思います。

大枠でも良いです。斬新なアイデアでなくても良いです。
方向性を決めると、お掃除内容・使う道具類・宣伝アピールの相手と方法等の、今後が決めやすいし判断がしやすくなります。

ハウスクリーニング業は将来性を見込まれている業種ではありますが、すでにたくさんのハウスクリーニング会社が存在し営業しています。
その中でお客様があなたのハウスクリーニング店を選ぶ理由を作ってみましょう。

開業資金を確保する

【ハウスクリーニング独立開業の準備：ステップ３】

あなたのハウスクリーニング店を開業するのに必要な開業資金と、当面の営業にかかる資金を確保しましょう。

ハウスクリーニング店開業の基本的な費用を例示しますと、洗剤・道具・事務備品（名刺やパソコンなど）・広告宣伝費・自動車まわり等でしょうか。
しっかり事前に調べて準備しましょう。

詳しくは»「ハウスクリーニング業は固定費の出費が少ないので独立開業しやすい？」

ハウスクリーニング業で利益が出せるまでの生活費を確保する

【ハウスクリーニング独立開業の準備：ステップ４】

ハウスクリーニング店に限った話ではないのですが、独立開業してから利益が出るまでの生活費をあらかじめ確保しておきましょう。
あるいは体力と余裕があるなら、生活費分を稼ぐためのダブルワークをする等でしょうか。

独立開業をする際にとても大事なことです。
生活が出来るほどの利益はすぐには得られないものとして準備しましょう。

ご家族がいらっしゃるなら、生活にそのような変化がある事をしっかり話して理解していただくのも大事です。
個人事業を始めた方と接していて時折、「会社員のような生活や収入の流れ」とは全く違う状況になることをご家族に受け入れてもらえていない（まさかご本人も理解していない？）のではないか、と感じることがあります。

これらが無理なら、開業してすぐにお仕事を委託してもらえるルートを知り合い等に紹介してもらう事に注力してください。

開業に必要な資材機材の選定・調達

【ハウスクリーニング独立開業の準備：ステップ５】

どんなハウスクリーニング店にしていくかの内容が決まって、お金が用意できたら、次は行動です。

あなたのハウスクリーニング店を開業するのに必要な資材機材等あらゆるものを選定し、準備した開業資金を使って調達しましょう。

当たり前ですが、レシート・領収書・帳簿などで、お金の出入りは整理してもらさず管理してくださいね。

許認可や届けは必須でないので開業できます

これまでの５つのステップを踏まえて準備が整ったら、もう開業できます。

ハウスクリーニング業は、資格や許認可や届けは必須でないので、自由に開業が可能です。

公的な規定や条件がある業種よりは独立開業のしやすいハウスクリーニングですが、順序だてた開業プロセスで事前準備を堅実におこなって、長くしっかり続けていける事業になるよう頑張りましょう！